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「歯周病は治らない」は本当?

  • 5月25日
  • 読了時間: 2分

30年以上追跡した“Swedish Study”が示した驚きの結果


「歯周病になると、いずれ歯は抜けてしまう」

そんなイメージを持っている方は多いかもしれません。


しかし、世界的に有名なスウェーデンの長期研究では、適切なケアと定期的なメインテナンスを続けることで、歯周病による歯の喪失はほとんど防げることが示されました。

この研究は、歯周病学の歴史の中でも特に重要な研究として知られ、「Swedish Study(スウェーデン研究)」と呼ばれています。


研究を行ったのは、スウェーデン・ヨーテボリ大学のLindhe(リンデ)教授らのグループです。

1970年代から30年以上にわたり、成人患者を追跡調査しました。


この研究で特に重視されたのは、

・毎日の丁寧なプラークコントロール(歯磨き)

・歯科医院での定期的なクリーニング

・患者さんごとのリスクに合わせたメインテナンス


でした。


患者さんは状態に応じて、年1~4回の定期管理を受けていました。


そして30年後、驚くべき結果が報告されます。


歯周病やむし歯によって失われた歯は、全体でわずか21本。

しかも、失われた歯の多くは歯周病ではなく、「歯の破折」や「外傷」が原因でした。


つまり、適切に管理された患者さんでは、歯周病は長期間コントロール可能だったのです。


この研究によって、現在の歯周病治療の考え方が大きく変わりました。


以前は、

「歯周病は年齢とともに進行するもの」

「歯が抜けるのは仕方ない」

と考えられていました。


しかし現在では、

・歯周病は細菌による感染症である

・プラークを継続的にコントロールすれば進行を抑えられる

・定期メインテナンスによって再発リスクを大きく減らせる


ということが、科学的に証明されています。


特に重要なのが、治療後の“メインテナンス”です。


歯周病は、一度治療して終わりではありません。

症状が落ち着いた後も、定期的なチェックとクリーニングを続けることで、良い状態を長く維持できます。


これは、高血圧や糖尿病などの慢性疾患の管理にも少し似ています。


「痛くなったら歯医者へ」ではなく、

「悪くならないために通う」という考え方が、歯を長持ちさせる大切なポイントです。


Swedish Studyは、

“正しいセルフケア”と“定期的なプロフェッショナルケア”があれば、歯は生涯守れる可能性が高いことを教えてくれました。


歯周病は、決して「防げない病気」ではありません。

未来の歯を守るために、毎日のケアと定期検診を大切にしていきましょう。

 
 
 

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